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2018.10.17 進出ステップ

ベトナム輸入申請とは何なのか。疑問と理解のポイント

株式会社エスエイウェアハウス 里吉 美仁

 

2017年秋(ホーチミンに秋は無いが)エスエイウェアハウス立ち上げ準備中のこと。日本からベトナムへの輸入申請方法を調べていると、各方面から「あれは難しい」「いろいろ面倒」という大御所がいっぱい出てきて、なにやら様子がおかしい。誰一人何が難しいのか明確に説明できる人もおらず、口を揃えてただ「難しい」と。

 

その後調べてみると、どうやらプロセスを一貫して経験したことのある人が居ない。言い換えると、うまく分業化されており、各ベンダ(司法書士、国際物流会社、フォワダーなど)が阿吽の呼吸で連携をとって対応しているのだが、全体を俯瞰して語ることができるプロジェクトマネージャが居ないのだ。これは課題だと感じていた。

 

あれから1年、今後のことを考えて(一切丸投げをすることなく)ベンダと一緒にやってみてわかった疑問と理解のポイントをここに残しておきたいと思う。エスエイウェアハウスが関わらせていただいている方々の為のみではなく、日本からベトナムに商品を輸出したい全ての方の参考にしてもらえたらと思う。

 

疑問1 ベトナムだけ特殊なのか?

回答:どの国もほぼ同じ仕組みを持っている

少なくとも、同じくインドシナ半島にあるタイとカンボジアは同じ仕組みを持っている。個人的な推測となるが、先に発展した国のルールに沿っているのではないかと思う。輸出入以外でも、会社法や税法もこの3国は非常に似ている。

 

疑問2 当事者はだれなのか?

回答:製造工場の責任者と、輸入販売会社の責任者

自社工場を持たず製造委託しているメーカーの場合、このメーカーが意思決定をし、投資をするにも関わらず、輸入申請においては蚊帳の外となる。各種申請書類には工場長のサインが必要となり、英語で記載された委任状に困惑する工場長が毎度不憫でならない。

 

疑問3 日本で準備する資料はどれだけあるのか?

回答:①自由販売証明書 ②成分分析表 ③委任状 の3点

自由販売証明書は食品と化粧品などで発行機関が異なる。成分分析表はメーカーにとっては機密情報であるため、関係各社と守秘義務契約を結ぶなど対応が多い。各書類は、公証役場、法務局、外務省、在日本ベトナム大使館での認証が必要。

 

疑問4 ベトナムでの申請にどのくらいの期間がかかるのか?

回答:2ヶ月〜

商品サンプルをベトナムで粉砕して、成分分析表と同じか確認するため、時間がかかるのは理解できるが、実際は処理待ちの時間であると考えている。それだけ待っても不合格になることもあるため、成分分析表には、水0.5% 油 2.4%など、正確な成分割合が記載されている必要がある。

 

疑問5 取得した輸入許可は永遠に有効なのか?

回答:有効期限あり

生鮮食品(冷凍した魚など)は3ヶ月に1回の更新が必要(初回よりはだいぶ簡略化される)それ以外でも1年〜3年の有効期限があり、更新する必要がある。また、内容量やパッケージデザインが変わった場合も都度更新の申請をしなければならない。

 

まとめ

世界に名だたる高品質の日本製品であっても、ベトナムの人々の肌に触れたり、体内に入れるためには、どんな成分を、誰が責任を持って届けるのかを明確にする、というのが輸入申請の本質である。面倒なお役所手続きと思わず、極めて真っ当な事だと思えば、たいした手間では無いのではないだろうか。

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